連番を付けた複数ファイルを一瞬で作成する

似たような名前のフォルダをいくつも一瞬で作成する方法

似たような名前のファイルをいくつも作らないいけないとき、手作業でファイル名を打っていませんか?5,6個ならまだよいですが、数十個のファイルを作るのは労力も時間も、そして精神的にもかなりの負担です。

空の新規テキストファイルをショートカットキーで作成」では一瞬で新規テキストファイルを作成する方法を紹介しましたが、これでも名前の入力は作成する分だけ行う必要があり、まだまだ不便です。

ここでは、同じファイル名の前に連番を付けて、複数のテキストファイルを瞬時に作成する方法を紹介します。

 

こんな方に読んで欲しい
・複数のファイルを大量に作らなければいけない人
・ファイル操作に関する自動化に興味がある人

 

【ここでは、こんな自動化ができる!を動画で説明】

 

作ってみる

この自動化はバッチファイルと呼ばれるものを使って行っています。あなたのパソコンでも同じことができるようにしてみましょう。

何も難しくありません。3分もあれば完了します。何かをインストールする必要もありません。

まずは、作業フォルダを決めましょう。その場所をWindowsエクスプローラーで開きます。私の場合は下の図の場所で行うことにしました。

この場所に、「連番ファイル作成.bat」という新規ファイルを作成します。「右クリック」→「新規作成」→「テキスト ドキュメント」ですね。

これを開きますが、注意点はダブルクリックしないことです。「右クリック」→「編集」としてください。このファイルはバッチファイルと呼ばれるファイルですが、この種類のファイルはこの方法でしか開けません。

開いてメモ帳が立ち上がると、そこに以下のコードをコピー&ペーストします。

これで、完成です。では、このバッチファイルをダブルクリックして実行してみましょう。

すると、

・ファイル名
・拡張子
・ファイル数
 

の順番で入力を求められます。

入力後、エンターキーを押して、ファイル群が同じフォルダ内に作成されれば成功です。

バッチファイルコードを簡単に解説

「連番ファイル作成.bat」に書き込んだコードについて少しだけ説明しておきます。もう一度コードを見てみましょう。

3~5行目はユーザーから「ファイル名」、「拡張子」、「ファイル数」の情報を受け取る部分です。

そして、ここで入力した情報をもとに、9~13行目の「for」ループ文で空のファイルを作成しています。ループの中の「set」で始まる2行は、ファイル名の先頭に付ける数字を0埋めしています。

1,2,3…,9
 

など1桁の数字は

01,02,03…,09
 

としているのです。

そして、「type」で始まるコマンドで空のファイルを生成しています。

以上、軽くでしたが、コードの解説でした。自分なりに編集してみても面白いかもしれませんね。

おわりに

今回はバッチファイルというWindows上でインストールなしで使えるコマンド操作を使用しました。バッチファイルは私のパソコン操作自動化において主力となっているものです。

バッチファイルについてまだ何も知らないけど、少し学んでみたいという方は「知識ゼロからのWindowsバッチファイル超入門 入門講座」がオススメです。

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