ワード・エクセル・パワーポイントをテキストファイルへ変換できるソフト

マイクロソフトやその他のファイルの内容をシンプルなテキストファイルに変換してくれる

ワードやエクセルなどマイクロソフトは便利ですが、パソコン作業の自動化を行っていると、ワードやエクセルの内容だけが記述されたシンプルなテキストファイルを作りたくなります。

そこで活躍するのが、「doctotext」というソフトです。このソフトはまさに、ワードやエクセルなどに書かれてある内容だけをテキストファイルに書き出しくれます。

 

こんな方に読んで欲しい
・ワードやエクセル、パワーポイントに書かれている内容をテキストファイルに書き出して保存したい

 

例えば、以下のようなワードファイルがあったとしましょう。

【自動化について.docx】

「doctotext」を使えば、これを以下の画像のような「自動化について.txt」ファイルに変換することができます。

【自動化について.txt】

 

「doctotext」のインストール方法

「doctotext」のインストール方法を解説します。まずは、以下のサイトからインストール実行ファイルをダウンロードしましょう。

SILVERCODERS – DocToText –

このページの下の方に、ダウンロードリンクがあります。

あなたのパソコンがWindowsであれば、

・DocToText4.0.1512(win32)
・DocToText4.0.1512(win64)

のどちらかを選ぶことになります。二つの違いはお使いのパソコンが32ビットか64ビットかによります。調べ方はネット検索すれば詳しい解説ページがありますのでそちらにお任せすることにします。また、どちらであってもwin32の方は問題無く動くので無条件にwin32の方を選んでも構いません。

さて、「doctotext-4.0.1512-win32.tar.bz2」もしくは「doctotext-4.0.1512-win64.tar.bz2」がダウンロードされたでしょうか?これはまだ圧縮ファイルの状態ですので、解凍して通常のファイルに戻す必要があります。ファイルの解凍には「7-Zip」という解凍ソフトを使用します。インストール方法などは「オススメのファイル解凍・圧縮ソフト」をご覧ください。

「7-Zip」を起動します。「doctotext-4.0.1512-win64(32).tar.bz2」がある場所までフォルダを移動します。「doctotext-4.0.1512-win64(32).tar.bz2」を選択して「展開」をクリックしましょう。

以下の詳細設定はデフォルトそのままの状態でよいでしょう。

「OK」ボタンを押します。すると、フォルダに「doctotext-4.0.1512-win64(32).tar」というフォルダができているはずです。このフォルダの中に入るとさらに「doctotext-4.0.1512-win64(32).tar」というファイルがあります。

さらに、「7-Zip」を使って、この「doctotext-4.0.1512-win64(32).tar」を解凍(展開)していきます。

詳細設定は再びデフォルトのままでオッケーです。解凍を実行したら、「doctotext-4.0.1512-win64(32)」フォルダが作成されているはずです。これで解凍作業はすべて終了です。

最後にこのフォルダを移動させましょう。移動先は「C:\Programs」の下です(下の画像)。これは独自にダウンロードしたソフトを保存して管理するためのフォルダです。まだ「Programs」フォルダがない方は新しく作りましょう。

ここに保存が完了したら、インストールする過程で使用したファイル類は削除して結構です。

 

「doctotext」を使ってみる

では、使ってみましょう。この記事の初めにはワードを使ったサンプルをお見せしたので、今回はパワーポイントにしてみましょう。以下のパワーポイントファイルを用意しました。

【自動化について.pptx】

このパワーポイントがあるフォルダに「doctotextテストラン.bat」ファイルを作って、その中に以下のコードを書き込みます。拡張子は見える状態になっていますか?なっていない人は「ファイルの拡張子を表示する設定」から先に設定を行ってください。

初めの「C:\Programs…\doctotext.exe」は「doctotext.exe」がある場所の絶対パスです。「doctotext.exe」がどこにあるかで変更する必要がありますので、自身の設定を確認してください。

書き込んだら、ファイルを保存して閉じます。そして、このファイルをダブルクリックしましょう。すると、「自動化について.txt」というファイルができるはずです。

この中身を覗いてみると、見事パワーポイントの内容がテキスト化されていました。

 

おわりに

このソフトの使い道が分からないという方も多いかと思います。私は、パソコン作業の自動化の一つとして、ファイルの内容を自動で読み取り、ある単語が含まれているファイルだけを自動で収集するプログラムを作成する機会がありました。

通常、このようなプログラムは単純なテキストファイルしか収集対象とならないのですが、「doctotext」ソフトを使ってワードやエクセル、パワーポイントを一度テキストファイルに直すことによりワードやエクセル、パワーポイントもこの処理の対象とすることができます。

参考までに、このソフトを使った自動化プログラムの作成している記事を紹介しておきます→「ワードやエクセル、パワーポイントを含んだファイルを対象に特定文字が含まれているファイルだけを収集する

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