IMAGESEARCH【iMacrosコマンド一覧】
コマンドの概要
IMAGE属性で指定された入力画像を検索します。 入力画像は、画像認識アルゴリズムを用いて現在表示されているウェブサイト上で検索されます。「CONFIDENCE」は、検出された画像が入力画像とどれくらい一致する必要があるかを指定します(一致レベル)。100は完全一致を意味します。入力画像が指定した一致レベルで見つからない場合、エラーが発生します。画像が見つかった場合、!IMAGEXと!IMAGEYには、画像の座標が格納されます。
使い方
1 |
IMAGESEARCH POS=<n> IMAGE=画像ファイル CONFIDENCE=m [ALGORITHM=A/B] [FAIL=YES/NO] |
引数
- n
n番目の画像を見つけます。「TAG」コマンドのPOS属性と同じです。 - 画像ファイル
検索する画像へのパスを指定します。サポートされているファイル形式はBMPとPNGです。入力画像が小さければ小さいほど、検索は速くなります。 - m
一致レベルを指定します。入力画像とWeb上での画像との間の類似度レベルです。値は1〜100であり、通常40〜100の値で信頼性の高い結果を得ることができます。 - A/B
画像認識アルゴリズムを選択するします。
・「A」はエッジ検出に基づく古典的なマシンビジョンアルゴリズムを使用します。
・「B」はWebページに最適化された新しい汎用アルゴリズムを使用します(デフォルト)。
一般的なWebサイトでは、一致レベルが90以下に設定されている場合、「B」では自動的にグレースケールモードに切り替わり色の違いが無視されて比較されるため、通常ではBを選択することをお勧めします。 - YES/NO
FAILはiMacros 12以降で使用可能です。
これはイメージが見つかった場合にエラーを返すためのオプションのパラメータです。
FAIL=YESを指定すると、イメージが見つかるとエラーコード-1850が返され、それ以上のマクロの実行が停止されます。
未指定の場合はデフォルトのNOが選択されます。
注意点
- 「IMAGESEARCH」コマンドは、FirefoxとChromeではiMacros StandardおよびEnterpriseエディションでのみ動作します。
- Firefoxの「IMAGESEARCH」コマンドは、現在FirefoxのFlashアプリ上の画像を見つけられません。
- 「ALGORITHM=A」をサポートするために必要なMicrosoft Visual C ++ランタイムファイルは、現在のバージョンのiMacros(iMacros 8.03以降)に同梱されていません。「ALGORITHM=A」を使用する必要がある場合は、ランタイムファイルをダウンロードし、C:\Program Files (x86)\Ipswitch\iMacrosフォルダに展開することができます。 これにより、iMacrosブラウザでのみ「ALGORITHM=A」が有効になります(IEのiMacrosでは現在サポートされていません)。
よくある質問に対する答え
【質問】「IMAGESEARCH」コマンドで折りたたみコントロールの下にある項目(画像)(ブラウザウィンドウに表示されていない、クリックすることで表示される項目)を見つけることができますか?
【答え】はい、可能です。ただし、iMacrosブラウザとFirefoxの「IMAGESEARCH」コマンドでのみ動作します。iMacrosブラウザとFirefoxでは、ブラウザウィンドウに表示されない部分も含め、Webページ全体をスキャンするからです。一方、IEとChromeでは、「IMAGESEARCH」コマンドで目的の画像を見つけるには、ブラウザウィンドウを画像が見える状態になるまで表示する必要があります。
【質問】「IMAGESEARCH」コマンドが画像の読み込みに使用するフォルダを設定することはできますか? デフォルトでは「C:\Users\Public\Documents\iMacros\datasources\」となっています。
【答え】2つの方法があります。一つは、デフォルトのデータソースフォルダを変更することです。もう一つは、コマンド内の特定のパスを直接使用します。例えば、「IMAGESEARCH IMAGE =d:\testimages\image1.png CONFIDENCE=100」といった感じです。
【質問】画像認識機能の再試行回数を変更する方法を教えてください。
【答え】「SET !TIMEOUT_STEP [x]」で変更することができます。x=再試行回数(デフォルト=6)。1秒ごとに再試行します。
サンプルコード
なし
関連コマンドと変数
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