PROXY【iMacrosコマンド一覧】
コマンドの概要
現在のマクロを実行するために、プロキシサーバーに接続します。iMacrosブラウザは、指定した設定でプロキシサーバー経由でインターネットに接続します。マクロごとに特定のプロキシサーバーを定義できます。iMacrosブラウザの実行中の各インスタンスは、独自のプロキシサーバーを持つことができます。プロキシ設定は、別のプロキシを指定するかブラウザを再起動するまで有効です。
Internet Explorerの設定でプロキシサーバーの設定が定義されている場合、iMacrosは自動的にInternet Explorerの設定を適用するため、「PROXY」コマンドを使用する必要はありません。
使い方
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PROXY ADDRESS=プロキシURL:ポート番号 [BYPASS=ページ名] |
引数
- ADDRESS=プロキシURL:ポート番号
プロキシサーバーのURLとポート番号を指定します。http接続とhttps接続用に別々のプロキシサーバーを定義できます(下のサンプルコードを参照)。 - BYPASS=ページ名
プロキシサーバーを使用しないURLを指定します。イントラネット上のコンピュータに接続する場合は、そのアドレスをここに含めるようにしてください(下のサンプルコードを参照)。BYPASSを指定しない場合、デフォルト設定が使用されます。デフォルト設定は、ネットワーク内のローカルアドレスにプロキシサーバーが使用されません。Internet Explorerでは、ワイルドカード*を使用できます。
注意点
Firefoxでは、iMacrosやIEとは異なる使用方法が3つあります。
- 設定はプロファイル全体に適用されます。したがって、1つのFirefoxプロファイルで2つのマクロを同時に実行している場合、どちらのマクロも「PROXY」コマンドの影響を受けます。Firefoxインスタンスをそれぞれ別のプロキシサーバで実行する必要がある場合は、「iimInit(“-fx -fxProfile <name>”)」メソッドを使用して、別々のプロファイルで各インスタンスを起動します。
- ADDRESSで 「http = .. https = ..」という書き方は使用できませんが、2つ続けてPROXYコマンドを使用することで複数のADDRESSを設定することが可能です。 1つはhttp、1つはhttpsです。
- Firefoxでは、ワイルドカードはサポートされておらず、バイパス設定が必要です。※例:IEでは「* .imacros.net」を使用し、Firefoxでは単純に 「.imacros.net」とします。
サンプルコード
次のコマンドは、アドレス192.1.8.1およびポート番号8080のhttpおよびhttpsの両方に対してローカルプロキシサーバーを使用します。バイパスが指定されていないため、デフォルト設定が使用されます。
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PROXY ADDRESS=192.1.8.1:8080 |
次のコマンドは、httpおよびhttpsプロトコル用に2つの異なるプロキシサーバーを指定します。 バイパスを定義しないため、iMacrosはローカルアドレスに対してもこれらのプロキシサーバを使用します。
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PROXY ADDRESS=http=192.1.8.1:8080<SP>https=192.1.8.2:8080 BYPASS=NULL |
次の例は66.98.229.110番地のプロキシサーバーを使用しますが、「imacros」という単語を含むURLは使用しません。
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PROXY ADDRESS=66.98.229.110:8080 BYPASS=*imacros* |
上記と同様の動作をするコマンドですが、IPアドレスの代わりにURLを使用することができます。
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PROXY ADDRESS=imacros.net:8080 BYPASS=*imacros* |
バイパスするアドレスを複数入力するには、空白で区切って入力します。
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PROXY ADDRESS=127.0.0.1:3128 BYPASS= *google* *youtube* |
その他
iMacrosをテストするためにローカルプロキシが必要な場合、 またはiMacrosをローカルプロキシで使用してウェブサイトをデバッグしたい場合は Fiddlerツールを使用することをお勧めします。これは、コンピュータとインターネット間のすべてのHTTP(S)トラフィックを記録するWebデバッグプロキシで、ローカルプロキシとして機能するように設定できます(ポート8888はデフォルトです)。
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PROXY ADDRESS=127.0.0.1:8888 |
すべてのトラフィックをFiddler経由でリダイレクトします。「PROXY」コマンドはグローバルな設定ではないため、「PROXY」コマンドのマクロだけが影響を受けます。
関連コマンドと変数
なし
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